年を重ねるごとに気になる膝の痛み。
膝の痛みがひどくなると、変形性膝関節症となっていきます。
膝の痛みの進行を抑えるには鍼灸が有効です。
今回は、膝の痛みを抑えて膝の健康を保つ方法をご紹介します。
変形性膝関節症になってしまい、重症化してしまうと、歩くことが困難になってしまいます。
膝の軟骨がすり減って歩くことが困難になると、手術など外科的な処置が必要になりますが、これは重症化した最終手段です。
大切なことは、膝の痛みを感じたら、できるだけ進行を抑え、膝の軟骨のすり減っていくのを防ぐことです。
変形性膝関節症には、筋力の低下が関係しているといわれています。
つまり、膝の痛みの改善や予防には筋力トレーニングが重要だということです。
とはいっても膝に痛みがあると、トレーニングどころではありません。
そんなときは、鍼灸で膝の痛みを緩和させてからトレーニングをしましょう。
膝の筋力トレーニングというと、階段の上り下りを考えるかもしれません。
膝の痛みがなく、筋力のあるかたは衰えないように階段の上り下りはよいと思います。
でも、膝に痛みがある方や筋力が低下している方の場合、かえって膝の調子を悪くしてしまうことがあります。
膝に痛みがあったり、筋力が低下している方は、膝を支えている大腿四頭筋という太ももの前の筋肉を鍛えてあげるといいですよ。
仰向けになって、片方の足を伸ばし、膝を動かさないようにして足首を10cmほどあげて10秒ほどキープします。
これを最初は10回ほどしてみてください。
筋力が低下している方は、これでも大変だと思います。
でもコツコツ続けることで、物足りなくなってきます。
その時は、10秒から15,20秒とキープする時間を変えたり、10回を15,20回と回数を変えると、負荷がかかります。
きつければいいというものではなく、毎日コツコツ続けるということが大切です。
頑張りすぎて、筋肉痛になって歩けないというのでは本末転倒です。
少ししんどいかなというくらいが、いい塩梅でしょう。
そして、鍼灸は膝の痛みを和らげるために有効な施術方法です。
膝の痛みのある方は、ぜひ鍼灸もお試しください。