諸説はありますが、その昔、人は生まれたときは熱を持ち、年を経るごとにその熱がなくなり、冷えて死んでいくと考えられていたそうです。
そこで、熱を補うように、さまざまなものを体の 上で燃やし、「よもぎ」が一番人々の健康によかったということから、「お灸」というものが開発さ れたといわれています。
また、「よもぎ」はお餅にして食べたり、艾葉(がいよう)という生薬で止血作用があるとか。
体を 温めたり、 殺菌作用があったり、食用として用いたり、健康にとても深く関わりのある植物です。
そんな「よもぎ」を用いた、「よもぎ蒸し」という韓国で600年程歴史がある伝統的な民間療法があります。
「よもぎ蒸し」は穴の開いたイスの中で煮立たせて蒸気を浴びます。
その蒸気にはチネオールなどの「よもぎ」の成分を肛門や子宮などの粘膜また皮膚から吸収します。
また、発汗することで体内の毒素を体の外に排出するというデトックス効果があります。