足の静脈に血がこぶのようにたまるものが、下肢静脈瘤(かしじょうみゃくりゅう)といいます。
多くの方が、この下肢静脈瘤で悩まされているといわれています。
血液が逆流しないように、静脈の血管の中に弁があります。
この弁は一度壊れてしまうと、元に戻りません。
そして、一つの弁が壊れてしまうと、血液が逆流して、さらに下の弁に負担がかかるようになります。
それが繰り返されて、足がボコボコとなってしまうのです。
静脈の弁は何十個もあるので、一つが壊れたとしても、すぐに下肢静脈瘤となるわけではありません。
ところが、自覚症状がないうちに徐々に進行して、静脈瘤の症状が現れるようになるのです。
下肢静脈瘤を防ぐためには、足の静脈の血液を、きちんんと心臓に向かうよう流してあげることが大事です。
足の血液を心臓に向けて流すには、ふくらはぎをしっかり働かせることが大切です。
また、体重の管理も重要です。
体重増加は足の血流を悪くする原因につながるのです。
下肢静脈瘤を防ぐための簡単なセルフケアをご紹介します。
まず、ふくらはぎの筋肉を、上に向かってマッサージをします。
そして、足のつま先を上げたり、下げたりします。
さらに、寝転がって、両足を上げブラブラさせます。
寝るときは、足先が楽な感じになるよう、足を上げて寝てください。
また、鍼灸は血行をよくしてくれる施術です。
心休堂では、コロコロ転がすお灸を足にすることができます。
これが温かくてとても心地よいお灸なんですよ。
ぜひ、下肢動脈瘤予防に鍼灸の施術もお試しください。