最近、友人との会話でよく出てくる、「疲れやすくなったわー」「体力の衰えを感じるわー」。
誰もが年を重ねていくと、体の動きは鈍くなるものです。
今までしていたことが、年々疲れやすくなり、体力の衰えを感じるようになります。
そこで、できるだけ体力を使わないでいいような生活をしようとします。
今は、便利な世の中になったので、買い物をするのも、スマホやパソコンで、楽に済ませることができるようになりました。
日々、楽な生活をしていると筋肉を使う機会が減ってしまいます。
すると、血行も悪くなり、筋力が衰え、疲れやすくなる。
疲れやすいから、もっと楽な生活へ・・・と悪循環になってしまうのです。
この悪循環から抜け出して、体力を回復させるには、どれだけ疲れることをするか、が重要になります。
は?疲れているのに、なんで疲れることせなあかんねん!
といった声が聞こえてきそうですが・・・。
まずは、体を動かすことが、大切なのです。
体を動かすと、筋肉を使うようになり、筋肉が使われると、血液の循環がよくなります。
すると、血液の流れによって、体の隅々まで栄養や酸素などを届けることができるようになるのです。
そして、血行がよくなると疲労物質を排出するように促してくれます。
その結果、疲れやすかった体が、疲れにくい体へと変化するのです。
体を動かすというと、ジムに通うと考えてしまうかもしれません。
でも、まずは日常生活でしっかり体を使うように心がけてください。
エレベーターやエスカレーターを利用していたところを、階段にするとか、駐車する位置を少し遠くして、歩くようにするとか。
とにかく、動くことを意識すると、1回の運動量は少なくても、積み重なれば大きくなるものです。
そして、動くことが習慣になれば、簡単な筋トレを取り入れましょう。
特に下半身の衰えを防ぐために、スクワットなんかがいいですよ。
歩いたり筋トレしたりしたら、次にしていただきたいのはストレッチ。
ストレッチをするときは、反動をつけないで、ゆっくりと筋肉が伸びるのを感じながら行ってください。
太ももの前や後ろ、お尻やふくらはぎなど、硬いなと思うところを、しっかりストレッチしてあげてください。
そして、日々のメンテナンスに鍼灸もお試しください。
鍼灸は疲れた体を癒してくれる施術ですよ。
こまめに体を動かして、鍼灸で疲れを取ると、体力向上も夢ではないでしょう。