関節が関係する腰痛

腰痛の原因はさまざまですが、骨盤を作る仙骨という骨と腸骨という骨がつなぐ関節が、原因で腰が痛くなることがあります。

仙骨と腸骨からなる関節は、仙腸関節といわれますが、関節ではあるのですが靭帯でつながっているので、ほとんど動くことはありません。

ところが、なんらかの動作で仙骨と腸骨をつなぐ靭帯が強く引っ張られて損傷すると、関節がゆるんで骨と骨の摩擦が起こり、痛みとなります。

仙腸関節をケアするための簡単な体操をご紹介しますね。

まずは、仰向けになって寝転がり遠くに息を吹きかけるような感じで、ゆっくりと息を吐きます。

できるだけ吐ききったら、ゆっくりと息を吸って、10回ほど繰り返します。

お腹の筋肉が収縮して、腰に負担をかけることなく、腹筋を鍛えることができます。

腹筋は腰や骨盤を支えるためのコルセットのような役割をしてくれます。

続いて、太ももの裏の筋肉をストレッチしてあげましょう。

足をのばし、骨盤を立てて背筋をのばして床に座ります。

次に腕を前にのばして、骨盤から前に倒すような感じで前傾していきます。

太ももの裏の筋肉が伸びているのを感じることができれば、頭がペタっと前につかなくても大丈夫ですよ。

太ももの裏の筋肉の柔軟性が悪いと、仙腸関節に痛みが出やすくなります。

お腹の支えと太ももの裏の筋肉の柔軟性を高めることで、腰痛を緩和させることができます。

もちろん、一回だけでは効果は出ないので、日々のセルフケアとして、継続してくださいね。