普通に歩いてると、足がしびれてきたり痛くなったりして、長時間歩くことが難しいという方がおられます。
しびれや痛みは、休んだり前かがみになると楽になることがあります。
しびれや痛みだけで判断することはできませんが、腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)という病気が考えられます。
なんだかややこしい名前の病気ですね。
脊柱というのは、「背骨」といわれており、椎骨(ついこつ)という骨が積み上げられて作られています。
それぞれの椎骨には穴があり、積み上げられた時、一本の管のようになり、これが脊柱管といいます。
脊柱管の中には神経が通っています。
腰部脊柱管狭窄症は、腰の椎骨の脊柱管が加齢などの原因で狭くなり、神経が圧迫されて、足のしびれや痛みときには腰痛といった症状を起こします。
もし、2,300メートルも歩くことが困難な足のしびれや痛みを感じるなら、いちど医療機関を受診して、しっかり診てもらうことをおすすめします。
では、足がしびれたり痛くなったりする症状を緩和させる体操をご紹介します。
まず、膝を立てた仰向けになって横になります。
次に、両膝を胸まで引き上げて両腕で抱え30秒ほどキープ。
続いて、両足をそろえて椅子に座ります。
そして、胸が太ももの付くように体を前に倒して腰をまるめ、両方の手のひらを床につけます。手のひらを床につけるのが難しい方は、足首ををつかむ姿勢でも大丈夫です。
この状態で30秒ほどキープします。
この体操を3回を1セットとして、1日に3セット行ってみてください。
日々継続することで、症状は徐々に和らいで日常生活が過ごしやすくなってきますよ。