腰痛を緩和させるお尻のストレッチ

腰痛の原因の一つに、骨盤のゆがみが考えられます。

日ごろの姿勢や筋肉の衰えによって、お尻や太ももの筋肉のバランスが崩れてしまうことで、骨盤のゆがみは起こることがあります。

足を組む癖があったり、じっと座ることが辛かったり、寝転がって膝を立てると高さに左右差があったりすると、骨盤のゆがみによる腰痛だと考えることができます。

また、女性の場合は生理痛や生理不順があっても、骨盤のゆがみによる腰痛は起こりやすくなります。

月経の周期に合わせて骨盤の開閉を繰り返しているといわれています。

骨盤に関係する筋肉のバランスが崩れると、スムーズに開閉できなくなり、子宮の働きにも影響をおよぼし、生理痛や生理不順が起きるからです。

骨盤のゆがみによる腰痛を改善させるため、お尻の筋肉をほぐすストレッチをご紹介します。

まずは、中殿筋と小殿筋というお尻の小さな筋肉をゆるめてあげましょう。

椅子に座って、4の字になるよう、左足の膝のあたりに右足首をのせます。

背筋を伸ばして背中が丸まらないようにゆっくりと上半身を前に倒していきます。

この時、右のお尻の外側や太ももの横が伸びるのを感じてください。

心地よい程度で伸びを感じたら10秒ほどキープしてください。

続いて、大殿筋というお尻の大きな筋肉をゆるめてあげましょう。

先ほどと同じように4の字になるよう右足を左膝あたりにのせますが、少し深く右ふくらはぎがのるようにしてください。

また、同じように上半身が丸まらないよう前にゆっくり倒していきます。

先ほどと少し違う場所のお尻の筋肉が伸びるのをしっかり感じてください。

心地よい程度のところで、10秒ほどキープしてください。

左のお尻の筋肉も同じようにストレッチしてあげてくださいね。

このストレッチは、骨盤の左右差をなくして、安定させるためのストレッチです。

とくにじっと座ることが辛い腰痛の方には、こまめに継続していただきたいストレッチです。

ストレッチは辛いほど伸ばすのではなく、心地よく筋肉が伸びてるくらいで大丈夫です。

そして、日々継続することが大切なので、ぜひ、続けてみてくださいね。