これまで、五臓の肝・心・脾・肺と簡単ではありますが、それぞれの働きをご紹介してきました。
名前は現代医学の臓器と似ていますが、働きはちょっと違う部分もありましたよね。
さて、今回は腎の働きをご紹介します。
腎は腎臓と同じように排尿に関わっていますが、これまた違う働きがあります。
腎は、生命力の源を貯蔵しているというように中医学では考えており、とても大切な場所です。
ですから、生殖関係や成長・発育を促す働きがあります。
また、水分の代謝や呼吸に関係する働きもあるのです。
腎の働きが弱いと、体が小さい、発育が遅い、生殖機能が弱い、骨がもろい、呼吸器の障害、むくみなどの症状が起こります。
腎の働きを助けるためには、体を冷やしすぎず、大豆やシイタケ、黒ゴマ、黒豆などを意識して食べるといいですよ。