黄帝内経(こうていだいけい)という、中国最古の医学書があります。
黄帝が日常ことを学者に質問する「素問(そもん)」と、技術的なことや実践的なことをまとめた「霊枢(れいすう)」といった2部構成の書物です。
東洋医学を勉強する人にはバイブルのようなものですが、個人的なには、なかなか読みこなすのが難しい本だと思います。
黄帝がこんな質問をしています。
上古の人はみな百歳になるまで生き、しかも動作が衰えたりしてはいなかっと、と聞いている。
ところが、現在の人は50歳になるやならずで動作が衰えてしまう。
これは時代環境が異なっているためなのか、それとも人々が養生の道をはずれているためなのか。
このように、百歳を超えても元気でいるための秘訣を質問しています。
そして、学者はこのように答えています。
上古のほとんど人は、養生の道理をわきまえ、陰陽にのっとり、術数に合わせ、飲食に節度をもち、労働と休息にも一定の規律がもち、みだりに動くことをしませんでした。
それゆえに肉体と精神とは、とても健やかで盛んであり、彼らが当然享受すべき年齢まで生きて、百歳をすぎて世を去ったのです。
つまり、自然の中で生かされている人間は常に昼夜の変化に従って、日々の生活を送り、食生活の節度と規則正しい生活習慣を守っていれば、心と体の健康を保ちながら、天寿を全うすると教えてくれています。
食生活の基本は旬のものをしっかりと摂ることです。
かなり前置きが長くなってしまいましたが、2月が旬とされる食材をご紹介します。
などです。
人生百年といわれるこの頃。少しでも、旬の食材を摂るように心がけて元気に過ごしたいですよね。