気が付いたらゴールデンウィークも過ぎ去り、紫陽花が咲き始めましたね。紫陽花が咲いてたので撮ってみました。
新型ウイルスの話でてんこ盛りだったので、季節感をあまり感じることなく、梅雨が近づいてきた気分です。
さて、暑熱順化(しょねつじゅんか)という言葉をご存じでしょうか?これは、体が暑さに慣れるということです。
暑熱順化した体は、汗の量が増加し、汗に含まれる塩分濃度は低下します。
そして、皮膚の血管は広がりやすくなり、血液の循環の量が増加します。
これらの現象は、体温がそれほど上昇しなくても、汗をかきやすくなります。
すると、汗をかくことで皮膚の表面から熱を外に逃がしてくれるので、体温の上昇を防いでくれます。
熱中症というのは、体温が上昇すると起こりやすくなるので、暑熱順化した体は熱中症になりにくくなるといえます。
また、血液の中に含まれるナトリウムなどのミネラルが体外にたくさん出ると、意識障害や痙攣など熱中症の症状が起こります。
暑熱順化することで、汗に含まれる塩分濃度は低下するので、熱中症になりにくくしてくれるのです。
暑熱順化した体を作るには、最初は外出して外の暑さに慣れるようにしてみてください。
毎日外出時間を徐々に長くして、軽く汗をかくくらいの速度でウォーキングをしてみましょう。
個人差があるので無理せず、ちょっときついかなというくらいで2週間ほどすると、暑熱順化した体になります。
また、汗が出るくらい湯船に浸かることでも暑熱順化した体になります。
ただし、暑熱順化した体にするために、頑張りすぎて熱中症になっては本末転倒です。
きちんと水分を摂ったり、体に負担がかかると感じれば、無理をしないようにしてください。
ウォーキングや軽い運動で汗をかくのもいいですが、よもぎ蒸しもいいですよ。
よもぎ蒸しをすると、汗をかくだけでなく、よもぎの蒸気を浴びるので、肌がべたついた感じがなくさっぱりします。
熱中症予防に、よもぎ蒸しもお試しくださいね。