多くの方が悩まされる頭痛。
頭痛の痛みや苦しみは、他人には伝えにくいし、理解されにくく、自分しか分からないものですよね。
時には頭痛で日常生活に悪影響があることも。
そんな頭痛ですが、一口に頭痛といっても、いろいろな種類があります。
中には検査などで分かる脳の病気が関係しているものもあります。
頭痛でお悩みの方は、まず脳の病気ではないということを確認するために、医療機関の受診をおすすめします。
そして、脳の病気ではなく、繰り返し起きる慢性頭痛なら、きちんと対処すれば、予防ができて、治すこともできるのです。
慢性頭痛の代表として、片頭痛と緊張型頭痛があります。
片頭痛は週に1、2回ほどであったり、頻度が少ない方は月に1,2回ほどの割合で繰り返し起こる頭痛で、ズキズキと脈が打つような痛みが、頭の片側や時には両側に起こります。
緊張型頭痛は、頭が一日中重く、締め付けられるような感じがあります。
片頭痛は体を動かすと痛みが強くなりますが、緊張型頭痛は適度に動かすと緩和されます。
同じ頭痛ですが、片頭痛は血管が広がることで痛みを感じ、緊張型頭痛は血管や筋肉が縮んで痛みが起こります。
では、片頭痛の予防の体操をご紹介します。
顔は正面にして両肩を左右に回す動きを、1,2分続けてください。
体の軸を意識して頭は動かさず、腕の力は入れないようにして、テンポよく行ってください。
片頭痛は動くと痛みがひどくなるので、症状があるときは行わないようにしてくださいね。
続いて緊張型頭痛の体操をご紹介します。
正面を向いて、両肘を90度くらいに曲げて、肩を軸にするようなイメージで前から後ろに大きく5回ほど回した後、後ろから前に5回ほど回す動きを2セットほど行ってください。
緊張型頭痛の体操は頭痛があるときも行うと痛みが緩和し、痛みがないときは予防効果が期待できます。
また、鍼灸も頭痛を予防したり、痛みを緩和するお手伝いができる施術です。
頭痛でお悩みの方は、ぜひ、鍼灸も利用してみてくださいね。