心休堂の牟田です。
前回の患者さんは昨年の正月明けはひどいぎっくり腰で、トイレに起きるのも大変。そして行って帰ってくるまでに1時間近くかかっていました。
そのとき鍼をすると腰が楽になるのですが、しばらくするとまたひどい痛みが再発。娘さんに病院に入院すればと言われるほどでした。
しかし、鍼をすれば楽になるからと連続で施術させていただき、日常生活のアドバイスもさせていただくと、ぎっくり腰は治りました。
それでも、何かの拍子に腰痛は再発。高齢ということもあって、もう先は短いかもなどと言っておられました。
鍼をすると楽になるから、週に1,2回数ヶ月続きました。
お正月のようなことがないよう、日常生活のアドバイスを再度お伝えして年末最後の施術終了。
仕事始めに辛そうな顔で来院されたときは、ギックリの再発かと一瞬ドキッとしたのですが、姿勢はよかったので一安心。
大掃除で肩を痛めたということでした。
肩の施術をしながらしみじみ、
「腰はあれから全然痛くならないです。腰痛って治るものなんですね。去年のあれはなんだったんでしょうかねぇ???」
と肩が痛いのを忘れて笑顔でおっしゃってました。
「なんだったんでしょうね(笑)では、肩を動かしてみてください。」
「先生、肩あがってるんですけど。。。何なんですか?」
「なんでしょうね(笑)」
肩が痛くて辛かった顔もいつのまにか笑顔になっていました。
今は肩、腰の痛みもなく、日常生活は問題なく過ごされているようです。
鍼はどうしても痛そうに思われたり、お灸は熱そうに思われたりして敬遠されがちです。
しかし、鍼灸は拷問をするためにあるものではなく、今感じておられる痛みから解放させるためにするものなのです。
私自身苦痛の伴う施術は嫌です!!
ぎっくり腰や五十肩など長い間痛みでお悩みの方はお気軽にご相談ください。