予防医学

20100817

先日、09年度医療費の医療費が35.3兆円と7年連続で過去最高を更新したという発表があったようです。

中医学には「未病を治す」という考え方があります。

生活習慣からの病は、日々の習慣から引き起こされるので、日々の生活に気をつけて、病気にならないよう予防することが大切です。

病気を予防するには、

  •  感情を安定させる
  •  自然との調和をはかる
  •  体を鍛える
  •  伝染病にかからないよう、身を守る術を身に付ける

というのが大切です。

感情が安定していると、気血の流れがよくなり体力がつき免疫力もアップします。感情が不安定だと気血の流れが悪くなるので、陰陽のバランスが悪くなり病気の原因となります。

また、人というのは自然の中の生き物の一種ですから、自然の流れに身をまかせることが大切なのです。しかし、現代社会では自然に反する生活パターンが多く、体の免疫力が弱くなる傾向にあります。

そして、常日頃から体を鍛えていると、気血の循環はよく体力も維持できます。しかし、現代人は体を動かす機会が減っています。

さらに安定した気分で自然に身をゆだねながら、体を鍛えて生活していても、伝染病にかかってはどうしようもありません伝染病にかからないよう、身を守ることを学ばなければなりません。

中医学の考え方は生活習慣病の治療だけでなく、予防にも最適なのです。