辛いことや嫌なことでストレスを抱えると、苦しい気持ちになりますよね。
そして、嫌なことは忘れることが大切と考えるかもしれません。
辛く嫌なことを、記憶から消し去ろうとすると、嫌なことを思い出すような場面になると、その時の気持ちまで思い出してしまいます。
忘れ去るというより、思い出すことがあっても大丈夫なように、心を整理することが大切なのです。
嫌なことや辛いことは、誰かに話すことで、徐々に和らいでいきます。
誰かに話すとき、分かってもらえるように話を組み立ててるうちに、嫌なことから距離がおけるようになってくるのです。
もちろん最初はうまく言葉で表現できないでしょう。
それは、嫌なことが生々しく心に残っているので、嫌な気持ちが思い出され、心の整理がついていないからです。
心の整理をするには、時間が必要です。
時間は多少必要ですが、言葉にするということは、ストレスを減らすためには大切なことです。
ただ、誰にでも話をすればいい、というわけにではありません。
気持ちを整理するために話していることが、時によって、考え方の誤解につながり、相手との関係に悪影響が起きるかもしれません。
言葉にするということは、自分の気持ちを整理することが目的です。
話の内容に感想や意見をする人ではなく、ただ話を聞いてくれる人が適しています。
ところが、なかなか話せる相手が見つからない、ということもあるでしょう。
そんな時は、日記などのように文字で言葉にする、ということも一つの方法です。
言葉にすることで、心の整理ができ、ストレスを和らげることにつながりますよ。
そして、ストレスで疲れた体は、鍼灸で癒してみてください。
肩こりや頭痛、腰痛などストレスは、体に様々な症状として現れます。
鍼灸で体の調子を整えると、ストレスも緩和されてくることでしょう。