目の健康のために

目はものを見るカメラのような役割と、体内時計を調整する時計のような役割があります。

パソコンやスマホが当たり前の現代、目の健康を保つことが大切です。

画面を見ていると、凝視するため瞬きが大きく減少します。

瞬きは涙を目の表面に均等にして、薄い膜を作ります。

でも、パソコンやスマホを凝視すると、自然と瞬きが少なくなり、目の表面が乾いてしまいます。

さらに、集中して画面を見るということは、交感神経が活発になります。

交感神経が活発になると、涙の量が減少してしまうのです。

涙は目の表面を潤すだけでなく、細かな傷を修復する役割もあります。

涙の分泌が減少するというのは、目にダメージを与えることにつながるのです。

パソコンやスマホの使い過ぎは、涙の分泌の減少だけではありません。

先に、目は時計としての役割もあるとお伝えしました。

パソコンやスマホを夜間に使いすぎると、ブルーライトを浴びることになります。

このブルーライトが問題になります。

太陽の光にはブルーライトが含まれていて、ブルーライトを浴びると、睡眠に関係するホルモンの分泌が減少します。

すると、体は活動的な状態になります。

体内時計をうまく機能させるには、朝にしっかり太陽の光に当たることが大切です。

ところが、睡眠のためのホルモンが分泌される時間に、ブルーライトを浴びると、体内時計が狂い睡眠へ悪影響を与えてしまうのです。

ブルーライトは必要な光ですが、浴びる時間が問題なのです。

夜間にたくさんブルーライトを浴びると、体内時計がくるってしまうことが体に悪影響を与えるのです。

パソコンやスマホを使うときは、1時間あたり10分ほど目の休憩を取りたいものです。

これは、目を守るだけでなく、頭痛や肩・首の凝り、疲労などを抑えることになります。

また、日ごろパソコンやスマホをよく使う方は鍼灸もお試しください。

鍼灸の施術は、目の疲れを緩和させ、活発になった交感神経の働きを抑えてくれます。

鍼灸の施術が終わるころには、目がスッキリ、体も軽くなりますよ。