苦しいお腹のガス

出物腫れ物所嫌わず、なんて言葉がありますが、人前では気軽におならはできませんよね。

でも、おならやお腹の張りでお悩みの方は意外と多いものです。

おならやお腹が張りなどは、お腹のガスが関係しています。

では、なんでガスは溜まるんでしょうか?

私たちは生きるために口から食べたり、飲んだりします。

その時、気づかないうちに、たくさん空気も一緒に飲み込んでいるのです。

その飲み込んだ空気の一部はげっぷとなって外に排出されますが、残りは腸でガスになるのです。

飲み込んだ空気の8割ほどは窒素で、体内で消えてくれず、腸内でガスとなり、おならとして外へ排出されるのです。

飲み込む空気の量が多ければ多いほど、げっぷやおならが多くなったり、お腹の張りがきつくなったりします。

早食いの人や長時間座りっぱなし、体を締め付ける服を着るといった方や、ストレスや不安を感じやすい方、冷え症で胃腸が弱い人が、ガスを溜めやすい傾向にあります。

ガス対策には、ゆっくり飲食を心がけることが大切です。

しっかりげっぷは出してあげるほうが、胃の中の空気を出すことになり、腸のガスが減ります。

食後すぐに横になると、げっぷが出にくくなるので、注意が必要です。

空気を飲み込むだけでなく、大腸内の便がガスを発生させる原因にもなります。

便秘をしないよう、気を付けることも大切です。

そして、人前では難しいですが、ガスを我慢せずしっかり外に出すことはとても重要です。

ガスを我慢し過ぎると、腸の壁が凹んで大腸憩室というものができることがあります。

ストレスや不安を感じやすい方は、腹式呼吸などでリラックスする時間を持つように心がけてくださいね。

鍼灸も体をリラックスさせるお手伝いができるんですよ。

ぜひ、一度鍼灸もお試しください。