湿布は冷やすものだと思って、気軽にたくさん貼りまくってませんか?
時々、体のあちこちに湿布を貼りまくっている方がおられます。
でも、湿布を貼り過ぎると、胃潰瘍などの副作用が起きることもあるんですよ。
湿布は経皮吸収消炎鎮痛剤、つまり皮膚から吸収する痛み止めなんです。
つまり、湿布をたくさん貼り過ぎると、強い痛み止めをたくさん服用したことと同じ状態なんです。
すると、胃潰瘍などの副作用が起こることがあるんです。
湿布をたくさん貼り過ぎると、血中の有効成分の濃度が上がってしまいます。
すると痛み止めを全身投与した状態になり、湿布を貼ったところによく効くようなってしまい、湿布が手放せなくなります。
そして、毎日毎日湿布を貼ることで、副作用を起こしやすくなってしまうのです。
つまり、あちこち痛いところにたくさん湿布を貼ったり、軽い肩こり腰痛などに毎日ダラダラと貼り続けたりすることは、体によくありません。
だからといって、湿布を使ってはいけないというお話ではありません。
湿布もお薬と同じように、用法容量を必ず守って使用しましょう。
肩こりや腰痛など湿布を貼り続けたくなるような状態なら、一度鍼灸をお試しください。