僧帽筋という大きな筋肉が、背中の中央から首にかけてあります。
この筋肉は上部・中部・下部と3つに分類され、精神的な緊張があると、上部が縮んでしまいます。
筋肉が縮んでしまうと、コリになります。
運動不足や加齢による筋肉の減少で凝りやすい体になっているのに、精神的な緊張を感じると、肩こりはひどくなってしまいます。
肩こりをほぐすと、血流がよくなり筋肉がほぐれ、脳が感じている精神的な緊張を和らげてくれます。
そんな肩こりを解消する、簡単な体操をご紹介します。
まず、体の正面で、手のひらを顔に向ける状態で、両腕のひじをつけます。
この時、肩甲骨が開いているのを感じてください。
続いて、ひじを直角にしたまま、手のひらが外側になるよう、腕を広げていきます。
この時、肩甲骨が寄っているのを感じてください。
そして、手のひらが外側のまま、腕をまっすぐ上げて、両手の甲をつけます。
この時、肩甲骨が上に持ち上げられてるのを感じてください。
最後に気を付けの姿勢になるよう、腕をゆっくり下ろしてください。
このように腕を動かすと肩甲骨が動きます。
肩甲骨を動かしてあげると、肩こりを解消してくれます。
そして、肩回りの筋肉がほぐれると、精神的な緊張を和らげてくれます。
肩や背中が凝って仕方がないというときは、鍼灸もお試しください。
鍼やお灸をすることで、血流がよくなり肩や背中のコリを緩和してくれます。
鍼灸や体操で肩こりを解消して、精神的な緊張を和らげてあげましょう。