片頭痛でお悩みの方へ

片頭痛というのは、頭の片方または両方が、ズキズキと波打つように痛むものです。

ひどい方は、週に1,2度、数時間から数日、頭痛が続きます。

目を酷使したりして筋肉が緊張して起きる頭痛は、緊張性頭痛といわれます。

緊張性頭痛は、体を動かしてあげると、頭痛は緩和する傾向にあります。

しかし、同じ頭痛でも片頭痛は動くと、痛みは強くなる傾向にあります。

そして、頭痛だけでなく、吐き気や嘔吐、ときには下痢などが起きることもあります。

どのようにして片頭痛は起こるのでしょうか。

光や音、におい、血糖値の低下、ストレスなどで、セロトニンという脳内物質が急激に増減することで、脳の血管が広がります。

すると、神経が刺激されることで炎症物質が出てきて、脳が痛みを感じ、これが片頭痛になると考えられています。

片頭痛が起きる前には、火花のような光が見えたり、空腹感があったり、肩こり、あくびといった前兆のようなものを感じることもあります。

また、片頭痛は光や音などの刺激だけでなく、気候や気圧の影響を受けることもあります。

気圧が低くなると、体はむくみやすくなります。

むくみにが脳の血管に影響して、片頭痛が起きやすくなるのです。

片頭痛は男性より女性のほうが多いものです。

それは、セロトニンという物質が女性ホルモンと関係しているといわれているからです。

過酷なダイエットなどで食生活が乱れると、女性ホルモンのバランスが乱れ、片頭痛が起きやすくなります。

頭痛で悩んでおられる方は、ドラッグストアなどで頭痛薬を手に入れ、服用して頭痛を緩和させるかもしれません。

しかし、単なる痛み止めの頭痛薬だと、たびたび服用していると、かえって頭痛を悪化させることにつながります。

自己判断で薬を服用するのではなく、頭痛外来などで片頭痛に詳しい専門医のもとで、治療薬を服用するほうが、根本的は解決につながります。

そして、鍼灸も一緒にお試しください。

鍼灸は薬物を使うわけではありません。

頭痛の専門医の治療と鍼灸を併用することで、片頭痛の改善と予防につながりますよ。