頭痛や肩こりは自律神経の乱れ

梅雨の時期は、体調を崩しやすいものです。

この時期は、だるさや頭痛、肩こりなどの症状でお悩みの方が多いことでしょう。

梅雨の時期は、気圧の変化だったり、暑い場所やエアコンのきいたところの行き来による温度の変化で、自律神経は乱れやすくなります。

これらの急激な変化に体が対応しようとして、交感神経が活発に働き、体の不調につながると考えられます。

自律神経が乱れると、筋肉が緊張したままになり、血行が悪くなります。

すると「凝り」を感じやすくなります。

このコリ感が、脳への血流を妨げ、肩こりや疲労、頭痛などの症状を引き起こします。

ストレッチで背中をほぐすことで、自律神経の乱れを和らげることができます。

椅子に座ってできる簡単なストレッチをご紹介します。

まず最初に体の前を伸ばします。

背もたれのある椅子に浅く座って、背もたれの上が肩甲骨の真ん中くらいに当たるような状態にします。

そして、両手を組んで万歳をするような感じで腕をあげ、腕の重みを感じながら、上体を後ろに倒し、10秒ほど伸ばします。

このとき、胸など上半身の全面の筋肉が伸びているのを感じてください。

次に、骨盤を傾けた感じで猫背の姿勢にして座りなおします。

そして、両手をクロスして両肩をつかみ、上半身を丸めて前に倒していき10秒ほど伸ばします。

このとき、背中の筋肉が伸びているのを感じてください。

背中をしっかり伸ばしたら、ゆっくりと左右にひねります。

最後に、体の側面を伸ばします。

足を広げて椅子に座ります。

両手をクロスさせ、肩をつかみ、上半身を左右曲げて10秒ほど伸ばします。

このとき骨盤を動かさず、みぞおちを支点にして曲げるようにしてください。

ストレッチをして梅雨や夏に負けないよう、体を整えてくださいね。