腰が激痛のとき

腰が突然激しい痛みを感じたら、パニックになると思います。

ぎっくり腰のような痛みを経験したことがなければ、どこか悪い病気があるのかもと心配になるでしょう。

もちろん、大変な病気がある場合もあります。

でも、この体勢なら楽なんだという姿勢があると、ぎっくり腰の可能性が高くなります。

どの姿勢をしても痛みが治まらなかったり、高齢の方や癌になられた方は、救急車を呼んで、できるだけ早く病院で診てもらうほうが安心です。

では、ぎっくり腰の激しい痛みの時はどうすればいいのでしょうか?

痛み止めのお薬があるときは服用してください。

ただ、お薬で副作用が出たことがある方や、副作用が出やすい方は、きちんと医療機関を受診してからのほうが安心です。

痛み止めの薬は、根本的な治療ではないといわれますが、痛くて動けないのでは、不安や恐怖などのストレスが強くなります。

ストレスが強くなると、痛みを感じやすくなるので、うまくお薬を利用するほうが、回復が早くなります。

もし、副作用が不安に思われるなら、無理に服用せず、痛みが楽になる姿勢で安静にして、湿布を利用するのもいいでしょう。

冷湿布と温湿布は特に気にする必要はなく、心地よいと感じるものを使用すれば、痛みの軽減につながります。

楽な姿勢で安静にしているとき、ぎっくり腰は痛くて怖いものだと思わないようにしてください。不安や恐怖は痛みを生み出すことにつながります。

動かせる範囲で動く方が、腰痛は早く改善するものです。もちろん痛みが激しい重度のぎっくり腰は動かすことはできませんし、無理に動かすと悪化します。

焦らず動かせる範囲でゆっくりと動かすことが大切です。

ぎっくり腰になった直後に腰痛体操や予防の運動をしても、手遅れです。ぎっくり腰が回復してから、予防の体操や運動をしてくださいね。

そして、ぎっくり腰を回復させるために、鍼灸も役に立つ施術です。

重症なぎっくり腰は一度で完全回復とまではいきませんが、動きをよくすることはできます。

もし、ぎっくり腰でお悩みの方は、鍼灸も試してみてくださいね。