腰痛でお悩みの方は多いのですが、今年は外出の機会が減るなどして、さらに増加しているようです。
体を丸めた状態で長時間過ごしたり、片方に寄り掛かるような姿勢を続けたりすると、腰を支える筋肉が疲労してしまいます。
姿勢が崩れた状態が長時間続くと、腰はダメージを受け、ひどくなると腰痛となります。
長時間同じ姿勢を続けると、筋肉が伸び縮みする力が弱くなり、血液の循環もわるくなります。
そして、背骨の腰の辺りの動きも悪くなり、腰痛へとつながります。
多くの人が悩む腰痛ですが、簡単な体操を続けるだけで、腰痛を解消することができます。
では、まず立ち上がってゆっくり深呼吸をしてください。
そして、足を肩幅ほど開いて息を吐きながらゆっくりと上半身を前へ倒していきます。
地面に手がつかなくても気にしなくて大丈夫です。
膝裏を曲げないようにして、背中から太ももの裏までしっかり伸びているのを感じてください。
そして、息を吸いながら体を起こして、正面を向いたら、次は、息を吐きながらゆっくり後ろにそらします。
この時も膝裏が曲がらないように心がけてください。
この運動を5回ほど行ってください。
続いて、呼吸を整えたら、息を吐きながらゆっくり上半身を後ろにひねり、息を吸いながら正面にゆっくり戻し、反対も同じように息を吐きながらゆっくりひねります。
これを5回ほど行ってください。
最後に、片方の足を前に出し、両手を前に出した足の膝に置きます。
後ろに残っている膝をゆっくり曲げながら、前に出している膝を押すようにして、太ももの裏とお尻が伸びているのを感じながら10秒ほどキープ。
反対も同じように行い、それぞれ5回ほど行ってください。
どの運動もなんとなく行うのではなく、伸びている筋肉を意識することが大切です。
これらの運動は一度やれば腰痛改善というわけではなく、こまめに行うことで、腰の痛みを和らげてくれます。
しばらく続けても腰痛が気になる方は、鍼灸をお試しください。
手では届かないところの筋肉を直接刺激することで、腰の痛みを和らげてくれますよ。