この時期は、雨が降って湿気が多く、ジメジメして辛いですよね。
このイヤな湿気を中医学では湿邪(しつじゃ)といいます。
そして、五臓の中でも湿気に弱いのが脾(ひ)。
今回は、脾の働きをご紹介します。
脾の働きは、飲食物の消化・吸収の流れを管理し、血が外へ漏れないように防ぎます。
また、吸収した栄養物質を肺や心に送る働きがあります。
脾の調子が悪くなると、食欲不振、胃のもたれ、下痢、むくみ、不正出血、めまい、ふらつきなどが起こります。
また、口や唇が脾と関係あるので、唇が荒れたり、口の中がネバネバしたりするような状況だと、脾の調子がよくないサインです。
梅雨の食養生 でも軽く書きました。
これからの時期を元気に過ごすために、冷たいものや脂っこいもの、甘いものの摂りすぎに気をつけて、脾を大切にしてあげてくださいね。