好みの味で分かる体の状態

20100925

心休堂の牟田です。

夏のあの異常な暑さから開放されたと思ったら、急に冷えましたね。あまり急激に気候が変化すると体調管理は大変ですよねぇ。。。

さて、東洋医学では食べ物の味を、酸味・苦味・甘味・辛味・鹹味(塩からい味)の五つに分け、この五つの味が五臓に影響すると考えられています。ということで、好みの味から体の状態が分かるのです。

酸味を好むときは、肝の働き が悪くなって、血が不足していたり津液(体内の水分のようなもの)が不足した状態です。

苦味を好むときは、心の働き が悪かったり、胃の働きが悪くなっています。

甘味を好むときは、脾の働き が悪くなっていたり、血が不足している人がストレスを受けたりした状態です。

辛味を好むときは、肺の働き が悪くなっていたり、ストレスを受けても肝に血が十分あったり、冷えが強く感じる状態です。

鹹味(塩からい味)を好むときは、腎の働き が悪かったり、心の働きが亢進した病的な状態だったりします。

妊婦さんが酸っぱいものを欲しくなる傾向があるのは、お腹の赤ちゃんを成長させるためにお母さん自身が血の不足となってしまうからかもですね。

好みの味から体の状態いを考えて、日々を過ごすことも健康を保つのに大切なことだと思います。