ウイルスの話やそれによっていろいろなことが自粛となり、ストレスを感じている方が多いことでしょう。
そうでなくても、現代社会はストレスを感じやすいもの。
ストレスを感じると交感神経が活発になってしまいます。
そして、この時期は寒暖差や気圧の変化により、自律神経のバランスが乱れやすくなります。
自律神経のバランスが崩れると、めまいやだるさといった心身の不調を起こしやすくなります。
自律神経というのは、自分の意志とは関係なく働き、内臓などの器官を司る神経です。
緊張したり、ストレスを感じるときには交感神経が活発になります。
睡眠などでリラックスしているときには、副交感神経が活発になります。
この交感神経と副交感神経が互いにバランスよく働くことで、体は健康な状態を保てるのです。
今の時期のように、季節の変わり目は自律神経の働きが乱れやすくなり、交感神経のほうが活発になりがちです。
乱れた自律神経のバランスを整える簡単な体操をご紹介します。
肩幅に足を開いて立ち、後ろで手を組み胸を反らせます。
息をゆっくり吸いながら10秒ほどキープ。
次に、腰くらいの高さの机の前に体が伸ばせるくらいの距離で、肩幅ほど足を開いて立ちます。
そして、両手を机につき、ゆっくりと頭を下げて背中を伸ばしていきます。
今度は、まっすぐ立ち、両手を上げて手を組みます。
そのまま、横に倒して体の横のラインを伸ばします。
腰の位置が変わらず、後ろに反らないように注意してください。
このように体を動かして背骨を刺激する体操をすることで、自律神経を整えることができます。
また、鍼灸も自律神経を整えることに役立つ施術です。
なんとなく体がだるい、ストレスが溜まっているという方は、体操をしたり鍼灸を受けたりして、自律神経の乱れを整えてくださいね。