薬が病気を治すわけではありません

心休堂の牟田です。

高血圧の方が薬を飲んでるから血圧は大丈夫といいながら、お酒や脂っこいものを暴飲暴食されていました。

薬を飲めば血圧は下がるかもしれませんが、飲まなければ戻りますよね。これは治ったとはいえません。

では薬が効くというのはどういうことでしょうか?

薬が効くということには二つの意味があります。

一つは病気の原因となるものを取り除くことができたということです。これは病気が治ったといえます。

もう一つは、病気の症状を抑えた場合です。これは症状を軽くしただけで、原因は残っています。だから、治ったとはいえません。

風邪の薬も咳や鼻水、熱などの症状を抑えるだけで、ウィルスを除去してくれるわけではありません。

原因を取り除くための薬というのは少なく、多くの薬は症状を抑えるために使用されます。症状が緩和している間に、自分の体に頑張ってもらって原因を取り除いてもらい、完治させようというわけです。

最初の話のような場合、症状を抑えている間に無茶を続けることになるので、さらに体に大きなダメージを与えることになってしまいますよね。

ですから、薬を飲んだら治るという考えはやめて、薬を飲んで症状が軽い間に体の調子を整えると考えたほうがよいと思います。

また、治る力が弱いと薬を飲んでも症状が軽くなりにくく治るまでに時間がかかります。

大切なことは治ろうとする力を日ごろから高めておくことです。これが、自然治癒力を高めるということです。

鍼灸は自分の体が治ろうとする力、自然治癒力を高めてくれます。一度体験してみてはいかがでしょうか?