心の免疫力、低下してませんか?

猛暑、酷暑という言葉が飛び交っておりますが、夜は虫の音が聞こえ始めました。

まだまだ暑い夏気分ですが、自然界では少しずつ秋の準備がはじまっているようです。

さて、今年はウイルスが蔓延しているためか、あちこちで免疫力という言葉がいつも以上に聞かれるようになった気がします。

そんな中、あたなの心の免疫力は低下していませんか?

心の免疫力が低下してしまうと、些細な出来事でも傷つきやすくなり、気分が落ち込んだり、悲観的になったりしがちになります。

心の免疫力を高めるためには、自己肯定感を高めることが大切です。

自己肯定感が高まれば、心の免疫力が強くなり、多少のことでは動じない心を手に入れることができます。

自己肯定感というのは、自分を肯定して価値のある存在として受け入れることです。

ただし、極端な自分大好きナルシストではありません。

ナルシストは自己愛が強すぎて、少しでも批判されると、傷ついたり、怒って報復したりしてしまいます。

自分を肯定することと、自己愛が強いことは別なのです。

自分を肯定するというのは、世間で評価させるような何か特別なものを持っていなければいけない気持ちになるかもしれません。

でも、世の中の多くの人が羨ましがるような能力を持っている方でも、自分を肯定できないことがあります。

だから、特別な能力や技術、知識などが無くても、自分を肯定することはできるし、特別なものを持っていても自己肯定感が低い方は存在するのです。

自己肯定感が低いと、ちょっとしたことで傷つき、ポジティブな話を受け入れることができなくなります。

また、褒められたとしても素直に受け取ることができず、自分を卑下してしまい、さらに自己肯定感を低下させてしまいます。

こうなると悪循環で、どんどん心の免疫力は低下してしまいます。

自己肯定感というのは、常に変動するものです。

だから、何か嫌な出来事があると、自己肯定感が低下することはあります。

一時的な低下であれば、特に気にせず、しっかり栄養を摂り寝て体を休めてあげると、次第に回復するものです。

ところが、慢性的に自己肯定感が低くなっているなら、何かしら対策が必要です。

想像してみてください。

ひどく弱っている人に、罵倒している人がいます。

あなたはどう思いますか?

罵倒している人と同じように、弱っている人を罵倒したいですか?

自己肯定感が低い方は、自分自身にこれと同じようなことをしているのです。

弱っている自分に、自分が罵倒しているのです。

人に言えないようなことを、心の中で自分に言っていることと同じなのです。

自己肯定感が低い方は、どうか自分自身を大切にしてあげてください。

自分を大切にして優しくするというのは、自分を甘やかすような気持になるかもしれません。

でも、それは違います。

弱っている人に優しく接するように、弱った自分に優しくして自分を責めないようにしてください。

もし、一人では難しいと感じるなら、誰かに手伝ってもらうことも考えてくださいね。