心休堂の牟田です。
しっかり排泄されないと、なんとなく気分が優れませんよね。
体の健康を保つには、必要な栄養素を吸収した後は、きちんと体の外に出すことが大切です。
通常、食べたものが排泄されるまでには、早くて18時間、長い場合は72時間以上かかるそうです。
食べたものは、胃に運ばれ2~6時間ほどかけて消化され、細かくなったものから小腸に送り込まれます。
小腸へ運ばれたものは、分子のレベルまでさらに消化されます。
そして、必要な栄養素は体へ吸収されるのです。
小腸を通過するのに2時間ほどかかり、大腸へ送られます。
小腸で吸収されなかった成分が、腸内細菌のエネルギーになります。
ここに運ばれたものが12時間以上、長くなれば3日以上滞在することになります。
大腸に滞在する時間が短ければ、善玉菌が元気に働くことができます。
しかし、長引いてしまえば悪玉菌が活発になってしまいます。
便がスムーズであれば、腸内細菌のバランスがとてもよく、体調はよくなります。
便秘気味であれば、細菌のバランスが悪くなり、体の調子も悪くなります。
腸内細菌のバランスは、高齢になれば善玉菌が減り、悪玉菌が増えやすくなります。
しかし、生活習慣によって腸内の加齢を促進させてしまい、悪玉菌を増やしてしまうこともあります。
腸内環境を整えることで、健康を保つことができます。