疲れたら休むというのは間違いです。

心休堂の牟田です。

「あー疲れた。とりあえず今日一日は休もう!」

次の日・・・「あれ、昨日あれだけ寝たし、ゆっくりしたのに体がだるい。疲れが取れていない(涙)」

こんなことありませんか?

疲れの話の前に少し自律神経についてお話しましょう。

私たちの体には自律神経というものが働いて体をコントロールしてくれています。この自律神経は二つの神経からできており、一つは活発に活動するために働いてくれる交感神経。もう一つは、リラックスするときに働いてくれる副交感神経です。

では、話を疲れにもどします。

毎日遅くまで仕事したり、勉強したり、部活のトレーニングをしていたりと活発に活動していると交感神経が働き、それが過剰になりすぎると疲れとして感じるのです。

そんな時は、お風呂に入ったり、のんびりしたり、複式呼吸をしてみたりして副交感神経の働きをよくしてあげると回復します。

しかし、疲れにはもう一つあります。

それは副交感神経が過剰に働きすぎるときの「疲れ」です。副交感神経はリラックスするときに働く神経ですが、過剰に働きすぎると疲れの原因となってしまうのです。

ダラダラと過ごす日常が続いていて疲れを感じたときには、寝て回復させるのではなく日光浴や軽い運動などをして交感神経の働きを高めてあげるほうが有効なのです。

ですから、疲れたらとりあえず休むというのではなく、どちらのタイプの疲れなのかを自覚して回復方法を考えなければなりません。

どちらのタイプでも疲労回復には鍼灸がおすすめです。なかなか疲れが取れないというあなた、最近疲れやすくなったなぁと感じているあなた!ぜひ一度鍼灸を試してみてください。きっとあの疲れはなんだったの?と思うことでしょう。