慢性疲労症候群と鍼灸

心休堂の牟田です。

先日素敵なお花をいただきました。お花があるだけで和やかな気分になりますね。

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理化学研究所が慢性疲労症候群と脳内炎症の関連を解明したと発表していました。

慢性疲労症候群の患者さんは、脳内での炎症が増加しており、炎症が起こっている場所で脳の機能が低下し、さまざまな症状を引き起こしているようです。

また、名古屋大大学院医学系研究科では慢性疲労症候群の痛みは免疫細胞活性化が原因である可能性があると発表しております。

慢性疲労症候群というのは、これまで健康に生活していたのに、ある日突然、疲労の症状により半年以上も正常な社会生活が送れなくなってしまう病気です。

従来の検査では異常を見つけることが難しく、治療法が確立されていません。また、周囲からはなかなか理解してもらいにくく、時には怠けているだけだろうという偏見もあるくらいです。

明治国際医療大学の研究では痛みを緩和する脳内モルヒネは鍼灸刺激で分泌させることが可能ということです。

ということは、鍼灸は完治させることは難しくても、慢性疲労症候群の方にも何かしらお役に立てるのではないかと思うのです。