目がトラブルを教えてくれます

心休堂の牟田です。

寒くなってきましたね。風邪などひかないようしっかり温めて予防しましょう。さて、今回は白目の色のお話です。

白目が黄色っぽくなってくると、肝臓や胆のうにトラブルが起こっているかもしれません。

胆汁という黄緑色の液体で脂肪を分解してくれる働きをしてくれるものがあります。それが肝細胞から分泌され、胆のうというところで貯蔵されます。

肝臓や胆のうのトラブルがあると、この胆汁というものが血液に入り込み、そして白目が黄色っぽくなります。もっとひどくなると、鼻の部分が黄色くなったり、さらには全体的に黄色くなってしまいます。

白目が赤くなっているのは、充血しています。これは目の疲労であったり、精神的なストレスが高まってるときに起こります。

東洋医学では、目は五臓の肝というものとかかわりがあります。ですから、精神的なストレスが高くなると、それを受け止める肝に負担がかかり、熱というエネルギーが過剰になってしまい充血を引き起こすと考えます。

イライラして怒りっぽかったり、何らかの緊張を強いられていたりすると充血してしまいます。

また、最近はPCやテレビ、ゲーム、読書などで目を疲労させやすいことがたくさんあります。目を酷使すると、血液の循環が悪くなってしまいます。

そんなときは、首や肩をまわして血行をよくしてあげましょう。

鍼灸は手の届かないところまで刺激をすることができるので、深いコリを解消することができます。

そして、鍼灸というのは自律神経の調整も出来るので単純に目の疲れとかコリだけの治療じゃなく、体のバランスを整える治療も同時に行うことができるのです。