めまいと脳の病気

心休堂の牟田です。

三半規管や耳石器が感知した情報は、脳の脳幹や小脳というところに伝わります。

脳幹というのは中脳や橋(きょう)、延髄などの総称で、呼吸や心臓の働きをコントロールする中枢があります。運動神経や感覚神経の通り道でもあります。

小脳は体のバランスを保ったり、手足の運動を助ける働きがあります。

もし、脳幹や小脳に出血があったり、梗塞や腫瘍があったりすると、体のバランスを保つ処理がうまくできず、めまいが起こることがあります。

激しい頭痛や手足が動かせない、ろれつが回らないといった症状が、めまいと共にあったり、めまいの前後にあったりすると、緊急で病院を受診することが大切です。