心休堂の牟田です。
帯状疱疹は水疱瘡を引き起こすウィルスと同じウィルスから起こる病気です。
水疱瘡は多くの方が子供の頃に発症しており、治っています。
しかし、治ってもウィルスは消滅したわけではなく、体の中に隠れて、復活する機会を狙っています。
そして、免疫力が低下したときに、ここぞとばかりにウィルスが復活するのです。
免疫力が低下する原因として、過労やストレス、病気やけが、高齢化などがあります。
免疫力の低下で復活したウィルスは、皮膚に帯状の水ぶくれを作るので、帯状疱疹といわれます。
最初は皮膚にチクチクするような痛みが起こります。
次第に痛みを感じた場所にブツブツした赤い発心ができて、小さな水ぶくれが帯状に広がります。
特に、胸から背中やお腹などによくみられます。
基本的には、体の左右どちらかに現れてます。
痛みはチクチクとした刺すような痛みからはじまって、徐々に服と触れるような刺激でも、ピリピリした痛みを感じることもあります。
治り方としては、水ぶくれからかさぶたになって治っていきます。
完全に治るまでには、2週間から1ヶ月ほどかかります。
多くの場合は、皮膚の症状が消えると同時に痛みもなくなります。
しかし、皮膚の症状は改善しているのに、痛みだけがダラダラと残ることがあります。
帯状疱疹後神経痛とよばれるものです。
病院での治療と同時に、鍼灸の施術を併用することで、帯状疱疹後神経痛となりにくくできます。
帯状疱疹になられた方は、病院での治療と同時に鍼灸も試してみてくださいね。