腹筋が弱ると、腰椎のS字カーブを維持できなくなり、腰痛を感じやすくなります。
また、内臓の機能が低下してきます。
腹筋というのは、腹直筋、外腹斜筋、内腹斜筋、腹横筋といった筋肉で成り立っています。
体を支え、内臓を最適な場所に維持できるような働きをしています。
この腹筋たちは、まさに自前のコルセットです。
腹筋がしっかり働くことで、腰痛を予防してくれるのです。
腹筋を鍛えるというと、寝転んで上半身を起こす運動を想像する方が多いのではないでしょうか。
この運動は、反動をつけるなどをして、行うと腹筋運動の効果は減ってしまいます。
いちいち寝転がらなくても腹筋運動の方法をご紹介します。
まず、肋骨の横に手を添え、大きく息を吸い肋骨を開きます。
次に、ゆっくり息を長く吐きながら、肋骨を閉じておへそのほうへ下げていきます。
そのとき、下腹部をおへそのほうへ引き上げるようにして、しっかり息を吐き切ります。
これを5回ほどしてください。
慣れてきたら回数を増やすといいでしょう。
腰を痛めることなく腹筋を鍛えることができますよ。
そして、鍼灸は腰痛を緩和してくれるので、ぜひ試してくださいね。