五十肩のための体操

肩が急に痛くなり、上げるのがつらくなるのが五十肩です。

肩の関節は、腕骨の付け根の部分が丸くなっていて、丸い部分が肩甲骨のくぼみにはまるようになっています。

そして、腕の骨と肩甲骨が接触するところは、袋状の膜がありぴったりとくっついているわけではありません。

このような仕組みで、肩の動きは広く動くようにできているのです。

この膜が硬くなると伸縮しにくくなり、腕の動きが悪くなります。

これが五十肩です。

そして、五十肩は個人差がありますが、最初の痛みが起きて数週間から半年ほどが急性期です。

そして、痛みが徐々に緩和して慢性期となり、痛みが治まり回復期となります。

この慢性期から回復期に体操をすると、腕の動きがよくなります。

そんな体操をご紹介します。

まず、痛くない腕を机や椅子の背もたれに置き、前かがみになり、痛いほうの腕をぶら下げるよな感じにします。

そして、痛みのあるほうの腕は、力を抜いた状態で、腕を前後左右に振ります。

さらに、ぶら下げている腕を時計回りや反時計回りとゆっくり回転させ、だんだん円を大きくします。

また、急性期でも鍼灸をしてあげると、早く慢性期になります。

そして、この体操と鍼灸を併用すると、五十肩の回復はさらに早くなるでしょう。

五十肩でお悩みの方は、ぜひ、鍼灸もお試しください。