逆子でお悩みの方へ

心休堂の牟田です。

胎児の頭がお腹の上やおへその横にある状態が逆子です。

一般的に逆子を治すというと、逆子体操や外回転術というものになります。しかし、逆子体操は有効性が明確にされていなかったり、母体への負担も大きかったりします。

また、外回転術は逆子体操よりも有効性はあるようですが、胎盤の早期のはく離があったり、骨盤に血腫がつくられたりと様々なリスクが伴います。そして、必ずしも確実というわけでもありません。ですから、リスクを考えると実施されない医師も多いようです。

そこで技術の進歩により帝王切開が主流となってきたのでしょう。

逆子の治療に関して理想なのは薬物のように副作用がなく、回転術のような重篤なリスクがないもの・・・つまり母体に負担がないもの、それにぴったりなのが鍼灸治療です。

なにも帝王切開がダメということをお伝えしたいのではありません。鍼灸治療には逆子も対象になるのだということをお伝えしたいのです。

もちろん100%逆子が治るというものではありません。しかし、いろいろ悩みながら帝王切開の日を迎えるより、鍼灸治療をして、これから生まれてくる我が子のことをゆっくり考えながら逆子を治していくことは、とても大きな意義があると思います。