心休堂の牟田です。
以前ぎっくり腰で来院された患者さんが、夏前に肩が痛くてあがらないと再び来院されました。
病院では肩の関節に小さな石みたいなものがあるので、肩が痛むといわれたようです。でも、手術の必要はなく薬を飲んでも痛みが治まらないようなら、また来てくださいと言われたので、その足で当院に来られました。
高齢の為関節にある塊だけじゃなく、筋力の低下も影響してると思われるので、鍼をして家では肩を動かす運動をしてくださいとお願いしました。
鍼をしたら痛みも軽減し、動きもよくなるのですが、泳ぐフォームがなかなか出来ませんでした。
しばらく鍼を続けていたら、先日朝から痛みも全く感じることなく動きもよいので鍼の後、泳ぎに行ってくるとおっしゃっていました。
しかし、今日来院されたら肩の動きがぎこちなくて泳げなかったとのこと。
鍼をしながら痛みの確認をしていたのですが、どうも痛みがあるというわけではなさそうでした。恐らく、また痛めたらどうしようと不安な気持ちとこれまで用心してあまり動かしていなかったので、筋肉のこわばりがあったのでしょう。
治療後は何度も泳ぐフォームを繰り返してもらいました。最初は恐々と動かしていたのですが、痛みを確認すると痛くないということだったので、続けるとかなりよい状態になりました。
そして、今から泳ぎに行ってくると言われ、再び来院されたので痛みが出たのかと思ったら、すごく笑顔で泳げました!との報告。
ほんとに嬉しいお話です。
泳げなくても日常生活が問題なければいいと思う方もおられるかと思いますが、やはり楽しみは一つでも多いほうがいいと思います。
時間はかかりましたが、無事泳げるようになってこちらも嬉しく思います。
治療に来てくださった患者さんには、なんとしてもよい結果になって欲しいと鍼やお灸をしながらいつも思い、笑顔を見ることができると心から嬉しく思います。