コリの正体と慢性痛

無理な姿勢やスポーツなどで筋肉に過度な負荷がかかると血液の循環が悪くなり、筋肉は、柔軟性を失いこわばってしまいます。

これが一般にいわれるコリの正体です。

無理な姿勢や筋肉に過度な負荷をかけ続けると、慢性的に痛みの信号を送り続けることになります。

すると痛みの回路が形成され痛みが慢性化するようになるのです。

痛みが慢性化した状態で、さらに無理な姿勢や筋肉に過度な負荷をかけ続けると、痛みの信号がたくさん送り続けられます。

そして、脳は混乱し最初の痛みがどこか分からなくなってしまいます。この状態が慢性痛です。

鍼灸は痛みに対して直接アプローチすることができ、さらに自律神経の異常興奮を鎮めることが出来ます。

そして、凝り固まった筋肉の血行を改善し、痛みの物質を除去するのです。

そのため鍼灸はこのような状態に非常に有効です。

しかし、このような状態になってしまったら一度の施術で完治させるというのは非常に難しいものとなります。

個人差がありますが、週一度の施術を続けることで症状は緩和してくるでしょう。